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訓読文シミュレーター その1 [Flash(ParaFla)]

送り仮名や返り点などを付け、日本語の形で読めるようにした漢文を「訓読文」といいます。
そして、この訓読文を完全に日本語の形にしたものを「書き下し文」といいます。
今回制作するのは、訓読文を入力して書き下し文に変換できるツールです。

ただし、変換した書き下し文が正しいという事は保証できません。
よって、最初は「訓読文変換機」という名前にしようと考えていたのですが、
あくまでもシミュレーションであるという事にして、「訓読文シミュレーター」と改名しました。

訓読文シミュレーター スクリーンショット1

では、上図のスクリーンショットを使って説明していきます。

左側の「訓読文」の部分が、入力した訓読文が表示されるスペースです。
ただし、まだ入力する機能は作れておらず、この訓読文はプログラム側で生成したものです。

その右の「変換」と書かれた矢印をクリックすると、訓読文を書き下し文に変換できます。
さらにその右の「書き下し文への変換結果」に書き下し文が、
変換結果の下の「書き下し文への変換過程」にどういった理屈でこう読んだ(変換した)のかが
表示されます。
また、訓読文の方に読まれた順番が青色の数字で表示されます。(6→5→3→1→2→4→7というヤツ)

変換過程の文章では、その時点でどこを読もうとしているのかを示す[~文字目]が、
読む場合は普通の青色で、スルーする場合は薄い青色で表示されます。

なお、このスクリーンショットでは分かりませんが、返り点だけでなく
置き字や再読文字、ハイフンにも(一応)対応しています。
置き字・再読文字については、ツールの使用者が各漢字に
それらの文字である、という事を設定する形となりますが、
各漢字がそれらの文字なのかどうかを自動で判定する機能も搭載しています。
(正しく判定できるとは限りません)
ON/OFF可能ですが、まだON/OFFを設定する機能は作れていません(今はプログラム側で設定)。

では、今回はこれで終わりとさせていただきます。
次回は、訓読文の入力機能や自動判定のON/OFFの設定機能を追加する予定です。
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